犬のしつけのポイント その2

犬のしつけのポイントとは?その1の続きです。

見ないし喋らなかったら、どうやって犬を可愛がったらいいのでしょうか?

質問:
「わかりました。次のテーマに移る前に、今までしつけの基本となる部分や、藤井聡のこだわりについて語っていただきましたが、言い忘れたことや、もっと強調しておきたいことはありますでしょうか?」

藤井聡:
「多くの飼い主さんが
“私は犬を甘やかしてしまった ” “犬に厳しくできない ”
“甘やかしてしまったから、犬がワガママになってしまった”と相談してきます。
そこで私がこう言うんです。“いいえ、あなたは犬を甘やかしていません。
あなたが犬に甘えたでしょ。ベタベタと甘えて対応を楽しんだでしょ。”ってね。
“甘やかした、甘やかした”って人ごとのように言わないで欲しいです。
自分が犬に甘えてしまったんだ。その結果犬がワガママになってしまったんだ。
このような考え方に変えてもらわなくてはいけません。」

「だからとりあえず犬に厳しくする必要はありません。
自分に厳しくなりなさい。自分が犬にベタベタしない。甘えない。犬との間に一線を引きなさい。
そうすれば主従関係がリセットできるんです。問題はそこなんです。犬に厳しくする必要なんてありません。
甘ったれた対応さえしなければ、犬は飼い主さんを尊敬するんですよ。
そうすると主従関係が確立して、下位の犬が上位の飼い主さんの言うことを聞くようになるんです。
だから日頃の生活の中で、犬に甘えない対応を心がけて下さい。」

「でもこのように言うと、ある飼い主さんは、
“つまらない”とか、“せっかく犬を飼っても可愛がってあげられない”とか、
“見ない、喋らないでは何のために犬を飼っているのかわからない”とか、色々なことを言われるんです。
いいですよ、自分の犬だからどんな飼い方をしても。でも問題が発生したら困るでしょ。何の問題も発生しないのなら、どんな対応をしようが、それでも構いません。
でも、ここが悪い、あそこが悪いって、色々と相談してくるから、どこかで一線を引いて、毅然としなさい。
毅然として穏やかでいないとダメなんです。それがリーダーの象徴なんです。」

「飼い主さんがこのように変わることが、犬を変えることに繋がるわけです。
飼い主さんが変わらなければ、犬は変わりません。つまり犬だけお利口にはならないということです。」

「ですからしつけ指導というのは、犬にどうこうするよりも、飼い主さんの意識を改革することなんです。
犬のしつけというのは、いわゆる“飼い主教育”なんです。この“飼い主教育”の方が、ウエイトが重いんです。
でもみんなとかく、“犬が・・・犬が・・・”って、犬ばかり教育しようとするんです。
頼れるリーダーがいれば、犬はちゃんと従ってくるんですから。だからまず飼い主さんがしっかりしなさい。」

質問:
「今までのお話を聞いて、はっきりと考え方が変わりました。」

犬をしつける前に、飼い主さんが意識改革をする必要があることが理解できましたでしょうか? もしかしたら、しつけにおいて他にも間違った認識をしていることがあるのでは・・・

藤井聡:
「私が出した本が何冊がありますが、それを読んだ人がみなさんが“目からウロコ”って言うんですよ。
それは、基本的なことは、犬の本能と習性に基づいた考え方、対応の仕方なんですね。」

「ところがそれ以外の色々な犬のしつけの本は、人間が中心で人間的な解釈で、犬の本能と習性に基づいていないことがあります。
だからそこで人間の考え方と犬の気持ちにズレが出るんです。」

「私は、犬の本能と習性に基づいていますから、犬の気持ちを理解した上で対応しています。
そうなればうまくいきます。犬とうまく付き合っていけます。」

「例えば、今まで日本の社会では、犬を飼ったら散歩に行かなくてはいけないと思っています
私が“散歩に行かなくたっていい”って言うと、“散歩に行かなかったら犬にストレスが溜まる”って言うんです。
これは間違いです。みんな“犬を飼ったら散歩に行かなくてはいけない”って思っているから、朝晩、排泄を兼ねて、せっせと散歩に出るわけですよ。
そしてそれが習慣になるわけです。そうすると習慣性の強い犬は、散歩に行かなかった時にストレスが溜まるんです。だったら散歩の習慣をつけなければいいんです。
私の訓練所にいる犬は一頭も散歩に行きませんよ。」

質問:
「まったく散歩に行かないんですか?」

藤井聡:
「行きませんよ!一頭も散歩になんか歩いていませんよ。この辺で犬を連れて歩いているのは、ご近所の飼い主さんです。うちの犬は散歩になんか行きません。
散歩をする犬は排泄もしてくるでしょ。だから一年365日散歩に行かないと排泄しないという犬ができあがるんです。
雨が降ろうと、雪が降ろうと、槍が降ろうと、一年365日、せっせせっせと犬のために散歩に連れ出さないといけない羽目になるんです。」

「それで時間になっても犬を散歩に連れ出さないと、犬は“早くしろよ!どうした?”とワンワン吠えて要求するんです。
そうすると“わあ〜大変だ、早く散歩に連れ出さないと・・・”っとなって、結局犬をしつけるつもりが、自分が犬にしつけられてしまいます。
要求されて、その要求を全部応えてしまうようになります。
昔から日本の社会で、“犬の飼い方の基本はこうだ”と思っていた飼い方は、全部擬人化した人間の思い込みでやってきた飼い方なんです。
だから私の本を読むと、みんな“目からウロコ”なんです。」

犬のしつけのポイントとして、“見ない”、“喋らない”ということが、非常に重要であることが、理解できたと思います。
具体的な例として、“人は犬に甘えてはいけない!”、“犬の散歩を習慣化してはいけない!”ということです。
今までは、犬に甘えるとか、散歩は毎日しなくてはいけないなど、間違った習慣が蔓延していて、それが身に付いてしまっていることがよくわかったと思います。
まさに“目からウロコ”です。

次は、犬を取り扱う業者側の問題点と、飼い主さん側の問題点について、お伺いしたいと思います。
次のテーマでも、まだまだ“しつけの間違った習慣”が出てきそうです。

犬の販売業者・ブリーダーと飼い主の問題1へ続く

初公開
日本一のカリスマ訓練士としてテレビに何度も出演する
【藤井聡の犬のしつけ方法】

プロのしつけを愛犬に!

日本一のカリスマ訓練士としてテレビに何度も出演
藤井聡の犬のしつけ方法

間違ったしつけを行っていては、愛犬も飼い主さんも不幸になるだけ。犬の正しいしつけとは何かわかります。

藤井聡プロフィール
訓練士 藤井聡のプロフィール
オペラント訓練技法
犬のオペラント訓練技法1
犬のオペラント訓練技法2
主従関係
犬との主従関係の重要性1
犬との主従関係の重要性2
犬のしつけのポイント
犬のしつけのポイント その1
犬のしつけのポイント その2
犬の販売業者と飼い主の問題
犬の販売業者・ブリーダーと飼い主の問題1
犬の販売業者・ブリーダーと飼い主の問題2
3つのしつけ方法
犬をしつける3つの方法 前半
犬をしつける3つの方法 後半
よくある犬のしつけの相談
犬の吠え癖、噛み癖、引っ張り癖、飛びつき癖を直すには?1
犬の吠え癖、噛み癖、引っ張り癖、飛びつき癖を直すには?2
犬の吠え癖、噛み癖、引っ張り癖、飛びつき癖を直すには?3
まとめ
犬のしつけ

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